アメコミ映画であるバットマンシリーズの2作目であるダークナイトは、バットマンとジョーカーの激しい戦いが繰り広げられる作品です。アメコミの歴史を変えたと称されるダークナイトの内容を解説していきます。
更新日 : 2025年03月25日

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アメコミ映画であるバットマンシリーズの2作目であるダークナイトは、バットマンとジョーカーの激しい戦いが繰り広げられる作品です。アメコミの歴史を変えたと称されるダークナイトの内容を解説していきます。

「ダークナイト」は、2008年にアメリカとイギリスの共同制作で作られた映画です。アメリカンコミックで有名なバットマンを原作としたものですが、「ダークナイト」は2005年に公開された「バットマン ビギンズ」に続く作品となります。
監督はクリストファー・ノーランで「バットマン ビギンズ(2005年)」、「ダークナイト(2008年)」、「ダークナイト ライジング(2012)」を手掛けました。このバットマンシリーズ3部作は、「ダークナイト トリロジー」と呼ばれていて、「ダークナイト ライジング」が3部作の完結となっています。
日本円で約185億円の製作費を投じて制作された作品で、2008年当時世界興行収入10億ドルを突破した人気作です。さらに評論家からも絶賛され、第81回アカデミー賞では助演男優賞、視覚効果賞、美術賞、撮影賞、メイクアップ賞、音響編集賞、編集賞にノミネート、助演男優賞と音響編集賞を受賞しました。
ブルース・ウェイン/バットマン役をクリスチャン・ベール、ジョーカー役をヒース・レジャーが演じています。ハリウッド俳優のクリスチャン・ベールは演技の鬼と呼ばれるくらい役作りに徹底する人物で、子役時代は天才と呼ばれていました。
「リベリオン」や「マシニスト」、「ザ・ファイター」などに出演しています。ヒース・レジャーは、1999年に「恋のからさわぎ」でハリウッドデビューし、「ダークナイト」ではアカデミー助演男優賞を受賞しました。
「ダークナイト」は、ジョーカーに惑わされながらもバットマンとして活躍する信念、そして平穏な日々のために活躍するヒーローの姿が描かれています。

「ダークナイト」には、ストーリーの中で重要な人物や注目したい人物が登場します。ここでは、登場人物に関する内容とポイントを紹介していきます。
悪に向かって全力で戦うバットマンは、物語の中でとても強靭な肉体を持った人物のように見えます。しかし、バットマンは普通の人間であり、自分の体をボロボロにしながらも悪に向かっていく姿が描かれています。
そして、気力だけでなくバットマンスーツを身に付けることで、衝撃が分散できたり防弾効果があったり、様々なアイテムが使えたりするのがポイントです。そもそもバットマンになっているブルース・ウェインはコウモリに対して恐怖心を抱いています。
自分自身がバットマンになることで、コウモリへの恐怖とも戦っているのかもしれません。
ジョーカーは、「ダークナイト」で登場する謎の敵です。人を殺すことに全く抵抗がなく、むしろ誰かと衝突させるように仕組んでいくのが得意なようです。
メイクもインパクトがあり、ジョーカーの語るエピソードには統一感もありません。そのため、本当か嘘かも分からない、ジョーカーの目的や本心さえもハッキリと見えてこない相手です。
物語の中でなぜか看護師の服装をしていたり、ハービー・デントの乗っている護送車を一気に襲うのではなく徐々に追い詰めたり、何かを楽しんでいるようなシーンもありました。しかし、どこか人間の汚い部分をさらけ出させるような選択を迫る場面もあったので、人間の心の中を知りたかったのかもしれません。
バットマンの協力者なのが、警察のジム・ゴードンです。物語にも頻繁に登場し、市長をかばって亡くなったと思いきや、ハービー・デントの乗っている護送車の運転手になっているなど、ここぞという時に登場していました。

「ダークナイト」は、バットマンとジョーカーの迫力とスピードのある戦いが魅力ですが、どのような所に注目してみると楽しめるのでしょうか?
「ダークナイト」では登場人物だけでなく、バットマンの使うアイテムやマシンも迫力があります。バットモービルに関しては見た目のかっこよさに加えて、自動操縦機能や攻撃ができ、バイク部分には人が乗れるなど、まさに未来の乗り物と呼べるような差先端技術が使われていました。
またバイクに搭乗者がいた時に狙撃されても無事でいられるのは、完璧な安全設計がされているからでしょう。スピード感や迫力のあるシーンは、バットマンの見どころです。
「ダークナイト」に登場するジョーカーは、物語の中で正義と悪が紙一重であることが分かるセリフを言っています。「人が持っている”本心”を暴きたい」という言葉からも分かるように、バットマンの本心そして、人間の本心を知るために様々な選択肢を与えています。
ジョーカー自身は、人を殺すことも悪いこともためらいもなくしてしまいますが、語る内容は本心か嘘かも分からない、そして常に究極の選択肢を突き出すことで見ている方も考えてしまう場面があります。ジョーカーの目的や混乱に陥るシーンはドキドキしてしまうでしょう。
バットマンとなるブルース・ウェイン自身も、過去のトラウマを抱えています。そのトラウマとはコウモリが怖いこと、コウモリを怖がって演劇を途中退席したことで両親が亡くなったことです。
自分自身がバットマンになることで、コウモリへの恐怖心に立ち向かいながら戒めの気持ちを持っている姿が見られます。そして、バットマンは辞めることができる立場であるというのも「ダークナイト」で描かれているバットマンの姿です。
これまでのヒーロー映画で、正義のヒーローをいつでも辞められるというのはあまりありません。しかし、「ダークナイト」は自分自身の生い立ちなどからヒーローの存在について描かれています。

「ダークナイト」に登場するジョーカーは、つかみどころがない悪者です。ジョーカーは一体何者なのでしょうか?
本心か嘘か、ジョークなのか、語る言葉から心の内が見えてこない史上最高の悪役と呼ばれているのがジョーカーです。正義と悪が紙一重であることを語る場面もあることから、相手が混乱しているのを見るのが好きなことが分かります。
さらに残虐さはあるものの、どこか知的な所もあり、むやみに殺していく脅威もあまり感じません。本当の目的さえもハッキリわからず、結局掴めないことから史上最高の悪役とも呼ばれています。
本来の悪役なら正義のヒーローに立ち向かい、攻撃をしかけて倒すことを考えるでしょう。しかし、ジョーカーは違います。
バットマンを殺す気は全くないのは、物語の中で「お前を殺したくない」、「バットマンがいないと俺は完成しない」などというセリフからも分かります。ただ、ジョーカーはどこが本心は嘘かもわかりません。
しかし、この言葉はジョーカーの本心であり、バットマンがいて自分の存在が成り立つのだと相手を認めているのかもしれません。そのことからジョーカーの目的は永遠の鬼ごっこのように、バットマンの所へ行って惑わせるのが好きなのかもしれないと考察できます。
結局ジョーカーは正義と呼ばれるバットマン、そして人間の正義を否定して本当は自分と同じ悪の心を持っていると考え、それを証明したいのかもしれません。このことを証明するためなのか、ホワイトナイトと呼ばれたハービー・デントをトゥーフェイスにしてしまいます。
トゥーフェイスとは善と悪の2つの顔を持っていることで、どんな正義もバランスを崩せばトゥーフェイスになると言いたいのかもしれません。人間にも欲望があり、窮地に追い込まれたことで本性が出てしまうのを楽しんでいるのがジョーカーです。
正義でも悪になる瞬間を待ち望んでいるのでしょう。
「ダークナイト」でインパクトのある悪役・ジョーカーですが、演じていたのはオーストラリア出身の俳優であるヒース・レジャーです。ヒース・レジャーは顔立ちのよい俳優だったため、ジョーカー役は似合わないという声もありました。
しかし、ヒース・レジャーが演じたジョーカーは、あまりにも圧倒的な存在感を出し、周囲からは賞賛の声があがりました。その後、ヒース・レジャーは「ダークナイト」の公開を待たずに自宅で亡くなっています。
ベッドの上で発見された時、全裸で周囲に睡眠薬が散らばっていたことから薬物による死だといわれています。ただ、ヒース・レジャーがジョーカーを演じた時のインタビューで、精神的にも肉体的にも疲れていて睡眠時間が2時間くらいであったことと、睡眠薬を服用していることも分かっています。
ちょうど私生活で婚約を解消した時期でもあったため、様々な憶測がありましたがジョーカーの呪いではないということです。
ダークナイトシリーズではブルース・ウェインの恋人であり、その後ハービー・デントの恋人になったレイチェルは見た人から嫌われています。なぜ、こんなに嫌われてしまうのでしょうか?
レイチェルは、シリーズの中でヒロインとして登場しています。ブルース・ウェインの幼馴染であり、地方検事の補佐役として働いています。
ダークナイトの中では、ブルース・ウェインとずっと一緒にいたにも関わらず、察しない姿が多くありました。また「ダークナイト」の中では、ハービー・デントの起こすアクションの意味を全く理解していないだけでなく、ブルース・ウェインを責めたり、執事に対して悪口を言ったりしたのです。
このような行動が、周りから嫌われている要因でしょう。
レイチェルは、ブルース・ウェインに対して曖昧な態度を取っている所も嫌われている要因の1つです。この中でレイチェルは、ブルース・ウェインとハービー・デントの間で気持ちが揺れていました。
そしてブルース・ウェインを好きなのに、ハービー・デントと付き合ってしまうのです。しかも、ハービー・デントと付き合いながらもブルース・ウェインにバットマンを辞めるならあなたと一緒になると言っています。
「ダークナイト」ではハービー・デントはレイチェルにプロポーズしていますが、ブルース・ウェインへの気持ちを捨てきれず最後まで迷っていました、最終的にはハービー・デントを選び、その気持ちを書いてブルース・ウェインの執事に渡しますが、執事はその手紙を処分しました。
このはっきりしない態度から、ブルース・ウェインはレイチェルが自分を選んだと勘違いしています。
アメリカンコミックのバットマンを原作とした「ダークナイト」は、「バットマン ビギンズ」、「ダークナイト」、「ダークナイト ライジング」のシリーズ3部作で物語が構成されています。これはダークナイトトリロジーと呼ばれ、多くのファンを魅了してきました。
全ての作品が少し暗くて、人間臭い部分も表現されていますが、濃厚でスピード感のある作品です。興味がある人はU-NEXT(ユーネクスト)でお楽しみください。